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【企業とビジネスライター商談会IN東京】2025年2月7日開催!ライターが商談会に参加すべき理由とは?
2025年2月7日(金)に「企業とビジネスライター商談会IN東京」が開催されます。主催するのはライターであり、コンテンツマーケティング業を手掛けるPAX株式会社の代表取締役トイアンナさん(佐伯ナナさん)と、インタビューライター&SFプロトタイパーである大橋博之さん。
お二人が今回の商談会を企画した経緯や、ライターが商談会や展示会で仕事を受注するコツについてお話を伺いました。
知人からの紹介だけでなく、自発的に営業を
ーー「企業とビジネスライター商談会IN東京」を開催しようと思った経緯を教えてください。
トイアンナ:さまざまな展示会に毎年参加しているのですが、そこで本商談会の共同主催者の大橋さんと出会いました。お話をするうち、自発的に営業をしているライターさんの少なさが話題になりまして。既存の人脈頼りで仕事をして、生計が立たず廃業していく人も多いよね、と。
大橋さん:フリーランス協会が発表した「フリーランス白書」によれば、フリーランスの仕事獲得経路は「人脈」が最も多く61.6%を占めています。そのこと自体は悪いことではないですが、知人頼みで、営業をしていないライターさんの多いことに危機感を覚えます。人脈が生涯続くとは限りません。仕事獲得のチャネルを増やすべきだと考えていました。
トイアンナ:そこで、ライターだけの商談会を小規模で開催してみようという話になったんです。
ーーライターにとっての商談会・展示会のメリットはなんでしょうか?
トイアンナ:1つ目のメリットは、営業に時間を費やさず執筆に集中できる点です。営業の方法は、テレアポ、DMを送る、問い合わせフォームから連絡する、ココナラに出品するなどいろいろあります。いずれも下調べや準備が必要ですし、空振りになることも多く、時間がかかるもの。その時間を捻出するためには、ライターの本分である執筆時間を削る必要があります。一方、展示会は出てしまえさえすれば、ライターを探している方にすんなり出会えるのです。調べたりアポイントを取る必要もなく、展示会に出ている数日の間だけ頑張れば良い。営業に費やしていた時間を、実務に当てられます。
2つ目は、コスパが良いということです。展示会の出展料は一見すると高いのですが、クラウドソーシングの手数料を考えたら安いもの。営業のためのテレアポやメール送信を外注したら、さらに高いコストがかかります。自力でやるとしたら、時給換算していくら必要か考えてみてください。展示会に出るのと遜色ないのではないでしょうか。私自身も過去に、テレアポと営業メールの送信を外注し、それぞれに200万円使用して失敗したことがあります。そんな私が最もコスパの良い営業方法だと思うのが、展示会なのです。今回企画した商談会は、他の展示会に比べると価格が安いです。少し値段の高いコミケ、くらいの軽い気持ちで参加してもらえると嬉しいですね。
大橋:僕もクリエイター向けの展示会に毎年出展しているのですが、毎回、頂戴する名刺の数は約100枚です。この数の名刺を1年で個別に集めようとするとほぼ3日に1回はアポを取って訪問してを繰り返さないといけません。当然、そこにかかるコミュニケーションコストは膨大です。
コスパの面でいうと、今回、1小間/27,500円(税込)ですが、月に換算すると2300円くらい。最低、月に3000円の受注があるとペイします。僕の場合、展示会で新聞の毎月連載を受注し、その売上だけでクリエイター向けの展示会の出展料は賄えています。
「今月の売り上げが足りない」という不安な気持ちを払拭できる
ーートイアンナさんが展示会に出展した際に、見学しに行きました。ひっきりなしにお客様と話をされていて、話しかけるタイミングがないほどでした。
トイアンナ:ありがとうございます。そうなんです、展示会に出ると1回で数百枚枚の名刺を交換させていただくほど忙しいんです。個人的な経験から申し上げますと、名刺交換をしたうち、10%程度は受注につながります。その売り上げだけで1年間の生計は立てられるかなと。
大橋:展示会に出展すると、出展者に会いたいと、わざわざ来てくれます。情報収集が目的の人もいますが、仕事に繋がる確度の高い人達ばかりです。
クラウドソーシングでは、提案してもなかなか採用されないため、価格を安くする、心が折れるとか、といったことがありますが、その苦労もありません。言い方は悪いですが、来てくれるお客様は、仕事を発注したいと考えている人達ばかりです。
ーーもし仮に、自分では受けきれないような仕事量がきてしまったらどうするのですか。
大橋:正直、そこまでの仕事はきません(笑)。ただ、毎月安定的に仕事をいただけるようにはなりますね。今月売り上げが足りない、どうしようという不安を抱えなくて済む。僕も展示会以外の営業活動はほとんどしていません。あと、出展後すぐに連絡がなくても、1年後とか2年後とか、忘れた頃に連絡がもらえる場合もあります。
トイアンナ:展示会に一回出て、極端に儲かるなんてことはありません。たくさん受注したければ、その分たくさん展示会に出る必要があります。その一方で、展示会に出て赤字になったという話はほとんど聞きません。デコレーションを頑張りすぎたり、カタログを擦りすぎたりしなければ(笑)。そのため、仕事がちょうど良い塩梅で増える、というイメージですね。
ライターとクライアントをピンポイントでマッチングできる環境
ーー今回の商談会の概要を教えてください。
トイアンナ:ライターさんが最大でも20名規模でブースを構え、そこにお客様がきて、お話をして、うまくいけばその場で契約できる会を実施したいと思っています。場合によっては後日別途ミーティングを設けることもあります。今回の募集の対象は、ビジネス系ライターのみですから、ブロガーや詩人、作家の方などは対象外になります。
私や大橋さんが出ているクリエイター向けの展示会では、ライターを求めている人よりもデザイナーやイラストレーターを求めてくる方の方が多いんです。そのため、ミスマッチも多い。それを減らすために、今回はライター限定の商談会にしたわけです。
ーー20名もライターさんがいると、他の方と差別化できるのか不安になってしまいます。どのように強みを出していけば良いでしょうか?
トイアンナ:企業はライターの差別化を求めていません。ライターを必要としている企業は、オンリーワンのあなたでなく、その企業が望む体制を回せるライター陣を求めているからです。出版物を毎年出さなくてはいけない企業からすれば、一人のライターに依存するのは危険ですから。たった一人を目指すのではなく、数人いるライターの候補の中に入ることが大切なんですね。
その際に必要なのは、言うまでもなく文章力ですね。満足いくクオリティの文章を納品できなければ、次の依頼はありません。さらに大切なのが、クライアントとの相性です。打ち合わせが多いか少ないか、連絡手段はどれが好きなのか、そのあたりの細かい相性の合うライターさんとクライアントさんはうまくいく印象があります。また、レスポンスが早い人はモテモテになります。そのあたりのライターの心得を盛り込んだ「いいクライアントの見つけ方ハンドブック」を、今回商談会に参加していただく方にはプレゼントします。
ーー商談会当日は、何が必要でしょうか?
トイアンナ:長机にかける用のテーブルクロス、その場で配れるカタログ100枚、名刺が100枚あれば十分だと思います。
ーーカタログにはどのようなことを記載すれば良いでしょうか?
トイアンナ:商談会ではたくさんの人とお会いするので、あとから思い出してもらえるように顔写真を載せた方が良いです。さらに、得意なジャンルも記載するといいですね。私の場合は採用分野です。ホームページの制作、広報誌などなど、よく引き受ける仕事内容を書いておきましょう。
また、参考となる価格表も記載した方がいいですね。通常提示している価格ではなく、展示会を黒字にできるよう設定にするのがおすすめです。展示会でたくさんの依頼がきて黒字になったのであれば、提示した価格から値引きをすれば喜んでもらえます。さらに、納品物のイメージが伝わりやすいように、サンプル記事も載せています。しっかりとした紙で印刷すると高いので、初回は四つ折りの薄めのものを用意しておく程度で良いと思います。
そのあたりの情報は「当日設営でうまくいく準備品マニュアル」に詳しく記載します。そちらも申込者には特典としておつけします。今回おつけする特典は、参加してくださる方にしかお渡ししたくないノウハウなので、漏らさないでいただけると助かります(笑)。
大橋:カタログはモノクロ両面でも構わないと思います。見栄えを良くすることはあまり重要ではありません。お客様はカタログの見栄えを見にきているわけではなく、仕事を依頼する相手の顔を見るために来ています。そのため、服装は整え、人柄やできることを伝えるのが一番大切です。
ーー商談会の場ではどのように立ち振る舞えば良いでしょうか?
トイアンナ:自己紹介を軽くしてから、どのようなライターさんをお探しなんですか?と聞いてみると良いですね。相手が提示する条件が自分とマッチしていなかったら、会場内の別の人を紹介すると良いと思います。
ライターとしての幅や可能性を広げるきっかけに
ーーどのような方が来場する予定ですか。
トイアンナ:私がこれまで名刺交換をした方や、お取引先にお声がけをします。ライターを探す中で私と出会った方たちですし、中にはすでに発注いただいている方もいますので、発注という観点でいうと手堅いと思いますね。さらに、私が過去に300万円を営業に投下してわかった、発注の可能性の高いカテゴリの企業に限定して営業をかけようと思っています。広告代理店さん、出版社さんなど、ライターさんを必要としている企業にお声がけする予定です。
ーー最後にメッセージがあればお願いいたします。
トイアンナ:私は元々恋愛コラムニストとしてライターデビューしました。月80本以上コラムを書いていた時期もあります。ところがコロナ禍で、恋愛系の媒体が壊滅したんです。そのときに、一つのジャンルでしかかけない、何かに依存した状態の危険性を知りました。そのタイミングで私以外にも、多くの恋愛コラムニストが廃業しました。その経験を踏まえて再起をかけて、たくさんの企業に営業をかけた結果、数百万をドブに捨ててしまったわけです(笑)。みなさんには私と同じ失敗をしないようにしていただければと思います。今十分に仕事がある方でも、ますますいろいろな角度から文章を描けるように、自分のできることを増やすための場として使ってもらえれば嬉しいです。
大橋:最初に言いましたが、今回、1小間/27,500円(税込)で、月に換算すると2300円くらい。それくらいの営業コストはライターならかけるべきだと思います。そしてぜひ、ライターとしての可能性や幅を広げるために、ご参加いただければと思います。
申込の特典
・いいクライアントの見つけ方ハンドブック・当日設営でうまくいく準備品マニュアル
・トイアンナと1on1!強みやキャッチコピーを考えるミーティング1回
開催日時:2025年2月7日(金)11:00~19:00
開催場所:未定
参加費:1小間/27,500円(税込)
おひとり様2小間までご購入いただけます。
定員:20名
TEXT:ゆう