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「CORECOLOR(コレカラ)」ってどんなメディア!?編集長に聞いてみた
「CORECOLOR(コレカラ)」は、ライター・コラムニストで有名な佐藤友美さん(通称さとゆみさん)が、自身が主宰するライティング講座「さとゆみビジネスライティングゼミ」の卒業生とともに運営しているウェブメディアだ。クリエイティブの現場で働く人を対象に、ゼミ卒業生独自の視点で描かれた「知りたい!」「知ってほしい!」と感じる現場のリアルに迫るコンテンツをお届けしている。
キャッチコピー:クリエイティブのCORE(核)とCOLOR(色)に迫るメディア、コレカラ
メディア設立:2022年10月10日
月間PV:非公開
記事投稿サイクル:約3本/週(2023年11月9日時点)
ターゲット層:クリエイティブに興味のある層
社内での位置付け:さとゆみライター講座とさとゆみビジネスライティングゼミ、8クラスの卒塾生の実績作りの場
編集部メンバー構成:編集1名、運営協力者127名
運営会社:(株)ユニークピース
Webサイト:https://corecolor.jp/
クリエイティブ業界の核心と多様性に焦点を当てるメディア
CORECOLOR(コレカラ)のコンセプトは「クリエイティブのCORE(核)とCOLOR(色)に迫るメディア、コレカラ」。2022年10月10日のローンチ以降、編集者としてのこだわりや面白さを紹介する「編集者の時代」やさとゆみさんの24時間で消える限定コラム「さとゆみの今日もコレカラ」、元編集者兼ライターの塚田 智恵美さん連載コラム「欲深くてすみません。」など、多彩なコンテンツが楽しめる。
さとゆみ編集長がCORECOLORを設立した経緯は、以下の記事に詳しく紹介されている。
・原稿の「赤字」をお金で買わなきゃならない時代に:https://note.com/satoyumi/n/n439563df83cf
・死ぬことが怖くなくなった、は言い過ぎだけど:https://note.com/satoyumi/n/nb6fa8f9b5260
127名のゼミ卒業生を中心に運営
CORECOLOR(コレカラ)は、さとゆみビジネスライティングゼミ卒業生のうちの希望者127名で運営している。基本的にさとゆみさんが編集を担当し、ライティングは卒ゼミ生が、校閲はゼミメンバーの中のボランティアチームが持ち回りで担当している。
ライターだけではなくクリエイティブ職も楽しめるコンテンツが魅力
CORECOLOR(コレカラ)は、クリエイティブに興味のある人向けのコンテンツを多く配信している。編集者やライターはもちろんのこと、イラストレーターや脚本家などのクリエイティブ職も楽しめるコンテンツが大きな魅力だ。
独学でイラストレーターになった卒業生の連載記事や、脚本家の学校に通う学生の脚本家考察コラムも好評。
人気シリーズ「編集者の時代」は、読者の記事読了率が非常に高い。一つの記事の長さは約1万文字で、読了には10分から15分程度を要する。この「読了率」の高さは、内容が読みやすく面白い文章で、最後まで読者を惹きつける魅力的なコンテンツであることを物語っている。
さとゆみ編集長へインタビュー「ライターには対象への情熱が大事」
1976年北海道知床半島生まれ。テレビ制作会社勤務を経て文筆業に転向。元東京富士大学客員准教授。さとゆみビジネスライティングゼミ主宰。卒ゼミ生のみで運営するウェブメディア『CORECOLER』編集長。
「CORECOLOR(コレカラ)」が生まれた背景
CORECOLOR(コレカラ)は、私が主宰するライティング講座「さとゆみビジネスライティングゼミ」の卒業生が学んだ経験を実践する場として創設しました。
さとゆみビジネスライティングゼミ生の半数程度は、会社員や個人事業主、ライターとしての経験はないが今後ライターデビューをしたい人たちなどさまざまな方で構成されています。そのような方々がゼミを卒業し、新人ライターとしてデビューをしたくても、実績がなく経験が積めないという現状を目の当たりにしたのです。
また現在、若手ライターをしっかり育てる余裕のある編集部は希少です。そこで、実績が十分でないライターもCORECOLORで実績を作ったり、挑戦したりする場所として活用してもらっています。多額ではありませんが、記事には原稿料を支払って「お金をもらって実践のライティング経験を積む」ことを経験してもらっています。
もちろんゼミ卒業生のなかには、すでに記事の執筆が上手な方も。そのような方には、自分がどうしても取材したいと考える方のインタビュー記事を書いてもらったり、エッセイストやコラムニストとして連載を持つ場を提供しています。
ライターではないゼミ生の人気連載!
イラストレーターとして働く白ふくろう舎さんの連載コラム
長年イラストレーターとして働く白ふくろう舎さんの連載コラム「絵で食べていきたい」では、「絵を仕事にする上でのヒント」や「イラストレーターを続けるコツ」を発信。独学でイラストレーターになりたい人に役立つ情報が満載だ。
脚本家の学校に通う澤 由美彦さんのコラム
また、脚本家の学校に通う澤 由美彦さんのコラム「脚本家でドラマを観る」では、恋愛ものを描くテクニックや人間関係の描き方など、それぞれの脚本家ならではの特徴を分析している。
ライターに求めるのは対象への情熱
クオリティの高い記事を書くには、技術も大事ですが、対象への情熱が最も重要だと考えています。「本当にこの人のことを書きたい!」「この映画のことを書きたい!」という熱意こそが、読者の心を動かすと考えています。ライター本人たちが「これを書きたい」と持ち込む、書籍レビューや映画・演劇・コンサートレビューなどは、書き手の感動や気持ちがダイレクトに表現され、質の高いコンテンツが生まれている場合が多いです。
またインタビュー記事は、読者が記事を途中でやめずに最後まで読みたくなるような高いライティング技術が求められます。インタビュー記事「編集者の時代」では、ほとんどの記事で1万文字を超えますが、ライターと綿密に打ち合わせし「最後まで読ませる記事」を意識して作りあげています。
さとゆみさんが編集者に話を聞く「編集者の時代」シリーズ
ライツ社、大塚 啓志郎氏のインタビュー記事。同業者からの反響も大きく、さまざまな感想をいただいたのだそう。
「CORECOLOR」での実績が決め手に
何人かのライターさんから、『CORECOLORの実績が決め手となり、出版社が運営しているメディアの連載記事やインタビュー取材のスカウトがきた』と嬉しい報告が上がっています。新人ライターの挑戦の場としてだけではなく、ライターと編集者の新たな出会いの場にもなっており、感慨深く思います。
全国のライターさんに向けて
ウェブメディア「CORECOLOR」は、広告やタイアップでのマネタイズを考えていないので、メーカーや代理店などに左右されることがない、完全に独立したメディアです。ライターや編集者、また学生の方が興味を持たれるコンテンツが多数あると思います。「CORECOLOR」の“熱量の高いコンテンツ”をぜひご覧になってみてください!