身につけるAIボイスレコーダー「PLAUD NotePin」の実力は?3ヶ月試した結果

片手にノート、片手にICレコーダー。特に立ち取材では両手がふさがって動きづらく、もどかしい思いをしたことはありませんか?

そんな中、SNSでも話題の小型AIレコーダー『PLAUD NotePin(プラウド ノートピン)』を発見。胸元に留められる軽さとシンプルな操作性が評判ですが、実際の現場ではどうだったのか。3ヶ月使った率直な感想と注意点をお伝えします。

アクセサリー感覚で身につけられるデザイン

出典:PLAUD Japan公式動画

まず驚いたのは、親指ほどのサイズと約16gという軽さ。胸ポケットに入れれば存在感を忘れるほどです。ボタンはなく、側面のタッチ操作のみのシンプル設計。

カラーはグレー・パープル・シルバーの3色展開。丸みを帯びたカプセル型のフォルムは、上品で服装を選びません。

本体内部には、2つのノイズキャンセリング付き高性能マイクを搭載。64GBのメモリには、約700時間分の録音データが保存でき、1日の取材や複数回の取材にも対応できる安心の容量です。

装着方法は全4通り。最もシンプルなのはマグネットピンで衣類を挟みこむタイプです。厚手の服の場合は、付属のクリップを使うとしっかり固定できます。

また、付属のネックストラップを使えば首から下げて持ち運べますが、動くと雑音が入りやすいため、移動時は首に下げ、使用時は机に置くのがおすすめです。

個人的に気に入っているのは、腕時計のように手首に装着できるリストバンドタイプ。歩きながらの取材でも安定して録音でき、取材先で「それ、アクセサリーですか?」と話のきっかけになることもありました。

手に持つ必要がないだけで、身動きがぐっと軽くなったと感じます。

ワンタッチで即録音。現場のムードを妨げない操作性

録音は本体単体で行い、文字起こしや要約は専用アプリで管理。初回設定に一手間かかりますが、録音自体は直感的に操作可能です。

以前のICレコーダーでは録音開始まで6~7秒かかりましたが、PLAUD NotePinは約2~3秒。取材ではこの数秒の差が意外と大きく、現場の空気を壊さず、さっと使えるのは大きな強みです。

加えて、録音のオン・オフ時に本体が軽く振動するため、視線を下げなくても録音状態が分かります。取り逃しのリスクが少ない点は、地味ですがありがたいポイントです。

最大20時間の連続録音ができるバッテリーも優秀で、2時間の取材を3本行った日や、7時間以上使い続けた日のいずれも、バッテリーが切れませんでした。時間を気にせずに使えるのは、大きな強みです。

文字起こしは両者とも高精度ですが、PLAUD NotePinの方が句読点の位置が自然で、全体的に読みやすい文章です。Nottaは、やや要約が加えられていて、概要の把握が分かりやすい文章でした。

例)「AIを搭載したボイスレコーダーで、録音、文字起こし、要約まで」

・PLAUD NotePin:

AIを搭載したボイスレコーダーで、録音、文字起こし、ようやくまで

・Notta:

AIを搭載したボイスレコーダーで録音文字起こし、要約まで

AIを使った要約機能にも違いがあります。PLAUD NotePinは、まとまった情報を細めに整理して出力し、Nottaは情報の要点をざっとピックアップして記載しています。また連続した英数字の把握はPLAUD NotePinの方が得意です。

例)製品番号「AO101」

・PLAUD NotePin:製品番号『AO101』

・Notta:製品番号(例:エーワンオーワン)

PLAUD NotePinはインタビューや取材、Nottaは議事録作成や記録の確認用に向いてると感じました。

実際に使用して気になった、2つの注意点

PLAUD NotePinの充電池。裏蓋を外して白の充電地に装着する。

実際に3ヶ月使ってみて感じたデメリットは下記の2点です。

  • バッテリー残量が本体で確認できない
  • 取材頻度が高い人は別プランが必要

バッテリー残量が本体で確認できない

PLAUD NotePinの本体にはディスプレイがなく、バッテリー残量はスマートフォンの専用アプリで確認できます。特に長時間の使用や複数日にわたる取材では、残量の見落としが録音ミスにつながるリスクがあります。取材の前日に、アプリで残量を確認する習慣をつけておくと安心です。

取材頻度が高い人は別プランが必要

取材の使用頻度によっては、プロプランや無制限プランが向いている人もいます。

スタータープランは、毎月300分の文字起こしが付きますが、月に1時間×5本の取材をすれば、すぐ上限に達します。さらに、要約内容に対してAIが返答する「Ask AI」の機能は、有料プランのみです。

下記にプランごとの違いをまとめましたので、参考にしてください。

製品名・プラン名価格概要
PLAUD NotePin 本体¥27,500スタータープラン利用可能
3色から選択OK
スタータープラン¥0/月文字起こし300分無料、要約
プロプラン¥3,000/月
¥16,800/年
文字起こし1200分無料、要約、Ask AI
無制限プラン¥5,000/月
¥40,000/年
文字起こし無制限、要約
Ask AI
文字起こしパッケージ(600分)¥1,500文字起こし600分無料
文字起こしパッケージ(3,000分)¥8,000文字起こし3,000分無料
文字起こしパッケージ(6,000分)¥13,000文字起こし6,000分無料

※公式スマホアプリ内経由の支払いのみ
出典:PLAUD Japan公式

なお、どのプランも7日間の無料トライアル付きなので、お試し利用がオススメです。

PLAUD NotePinは取材の相棒に最適

出典:PLAUD Japan公式

PLAUD NotePinは、装着方法の自由度や操作性、精度の高い文字起こしなど、取材の効率を高めてくれるアイテムです。特に動きの多いロケや長時間の連続した取材では、身軽さと安心感の両方で大活躍してくれました。

もちろん、バッテリー残量の確認や使用頻度によるプランの違いといった注意点もありますが、それ以上に上回る実用性があります。「ICレコーダーがが使いづらくて代用している」「録音デバイスが重い」と感じている方に、一度使ってみてほしいと思います。

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