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「&Travel(アンドトラベル)」ってどんなメディア!?編集長にインタビュー
連載 WEB MEDIA GUIDE
連載へ取材日:2022年11月
この記事はライターマガジンVol.10掲載の記事を転載したものです。
朝日新聞社が運営している「朝日新聞デジタルマガジン&」は、新聞社ならではの知見を生かした「読み物」を発信するライフスタイルマガジンだ。「&Travel」では、旅を通じた新しいライフスタイルを提案している。「&」の3カテゴリーの中核を担う旅メディアだ。熟年世代とその子ども世代をターゲットとし、生活にスパイスをプラスするさまざまな旅の読み物を発信している。
キャッチコピー:特別な、旅の扉
メディア設立:2016年4月
月間PV:約80万PV/月(2022年10月時点)
記事投稿サイクル:27記事/月(2023年3月時点)
ターゲット層:海外情報にアンテナを張る熟年世代とその子ども世代
社内での位置付け:広告収益
編集部メンバー構成:編集部員9人(&w、&M含む)、外部ライター40人
運営会社:株式会社朝日新聞社
Webサイト:&Travel(https://www.asahi.com/and/travel/)
おうちで世界旅行(https://www.asahi.com/and/serialstory/virtual/)
新聞社らしいウェブメディア上質な旅の「読み物」を提供
「深く、じっくり、ていねいに。」というコンセプトのもと、2013年にスタートした朝日新聞社のライフスタイルマガジン「&」。「&w」「&M」「&Travel」の3媒体を掲げ、多様で豊かな気持ちになれるさまざまなコンテンツを発信している。
2021年5月のサイトリニューアルに伴い、デザインを大幅に刷新。元々のコンセプトはそのままに、「つながるメディア」として生まれ変わった。具体的には、それまでの編集者が情報を提供するという一方向のスタイルから、登録制の無料会員「&MEMBER」を設け、会員・ライター・写真家・編集部がともに参加するコミュニティメディアへと変貌を遂げた。会員数はわずか1年半で3万人を突破。2022年3月には会員限定のイベントも開催し、さらなる交流の深化を図った。
そんな「&」の中でも旅に特化した「&Travel」では、旅に独自の視点を持った著名人やライターが月に20本以上の記事を寄稿している。その内容も、国内外の旅に関するエッセイやリポート、グルメ情報など多岐にわたり、ほぼ全記事が書き下ろしだ。「読み物」としてのクオリティの高さと映像のセンスは新聞社発のメディアならではとクライアントからも好評だ。旅好きライターはぜひ「&Travel」の扉を開けてみてほしい。
「&」編集長へインタビュー「旅のカタチは多様性の時代に。変化を越えていこう。」
1990年朝日新聞社入社。朝日新聞の文化記者として20年あまり、音楽をメインに、論壇、文学、放送、映画、書評を担当。2018年から「朝日新聞デジタルマガジン&Travel」副編集長、2021年9月から「朝日新聞デジタルマガジン&」編集長。
ペルソナも旅のカタチも柔軟に設定
「朝日新聞デジタルマガジン&」は、2013年に誕生し10年目を迎えたライフスタイルマガジンです。創刊当初は30~40代の女性をターゲットにした「&w」、同年代の男性を狙った「&M」の2メディア展開でしたが2016年、旅に特化した「&Travel」が新たに仲間入りしました。
「&Travel」のコンセプトは、多様化し、ライフスタイルの一部ともいえるようになった旅のカタチに則した質の高い読み物を提供すること。ペルソナはリタイアした60代の夫婦と30代の娘に設定しました。
旅メディアとしての読まれ方を考えたときに、例えばリタイアしたご年配向け、若い人向けというようにターゲットを絞るよりももう少し幅を広く取った方が読み物としてさまざまな楽しみ方があると考えました。また、新聞社が運営するメディアなので、新聞に親和性が高い世代を意識しテーマも柔軟に設定、オリジナリティーある内容を心がけています。
コロナ禍でPRに苦心していた各国の政府観光局も大絶賛
コロナ禍が始まって立ち上げた特設ページ「おうちで世界旅行」では、自宅に居ながら世界各地を旅した気分になれる。ライティングは現地在住の日本人など。ライブのオンラインイベントも実施。
情報の正確性と独自の感性を重視
「&Travel」を含む3つの「&」メディアの編集部員の中には、朝日新聞の記者経験者も多くいますので、ジャーナリズムが徹底的に叩き込まれています。取材力も培われているので編集部員が取材・執筆を担当することも多くあります。一方で連載や単発コンテンツの取材・執筆の軸になっているのはフリーライターの皆さん。
「&Travel」のライターさんに求めるのは、情報としての正確性と、オリジナルの感性。特に旅は、一人ひとり感じることが違います。読み応えのあるストーリーを自分の言葉で紡げることを重要視しています。記事の内容は必ずしも美談である必要はありません。誰かの心に何かが残る、そんな記事をお届けしたいと考えています。
また、質の高い写真や動画を撮影できるライターさんも活躍しています。写真や動画も旅の情報です。文章を綴った方が撮影したものは、文章との親和性が高いと感じています。
変化する旅模様に臨機応変に対応する
「&Travel」のキャッチフレーズは「特別な、旅の扉」ですが、コロナ禍で一人ひとりの特別な「旅」も変化しました。例えば、旅先での出会いや対面での「おもてなし」は旅の醍醐味とされていましたが、コロナ禍以後は、チェックインからチェックアウトまで誰にも会わずに済む宿が注目を集めています。世の中におけるそんな変化を見つめ、新しい旅のカタチを提案していくのが当メディアの役割だと考えています。
旅に求めるモノ、コトは今後もますます多様化していくことでしょう。私たちも、記事もビジュアルもひと味違う、質の高い読み物を読者に届けられるよう日々アンテナを張っています。
「&w」、「&M」も含め、企画は随時受付中です。世の中の流れをキャッチアップし、新風を送り込んでくれる意欲的なライターさんをお待ちしております。
旅好きの仲間と情報共有すれば次の旅をもっと満喫できるはず!
&MEMBERに無料登録すれば、気になった旅のコンテンツをブックマークしたり、コメントして&MEMBER同士でコンテンツの感想を共有したりできる。&MEMBER限定のイベントも。
TEXT:松丸 まきこ
朝日新聞デジタルマガジン&Travelでは、現在ライターを募集しております。
下記URLからお問い合わせください。
https://que.digital.asahi.com/question/11004227?ref=writer_magazine