第4回フリーライターのリアルアンケート結果発表2023【営業編】
お互いに安心できる紹介が7割
ライターも取引先もお互いに知らない状態で取り引きをスタートするのは不安。信頼関係が築けている知人が紹介してくれると、お互いに安心して案件を進めることが可能です。「◯◯の対応ができる良さそうなライターいない?」や「この案件忙しくて受けれないので、書けそうなライター紹介しますね」などはよく聞く会話です。まずは、ライター同士の横の繋がりによるネットワークづくりも必要そうです。
2番目に多かったのが「書きたいメディアに直接営業」という回答。昨年は「声が掛かるまで待つ」が2位でしたが、今年は積極的に行動している人が多いという結果となりました。その他には、「既存取引先の別案件担当者へのアプローチ」「ライター交流会や異業種交流会などに行く」など自分の名前を積極的にアピールするスタイルも見受けられました。
ポートフォリオがついに1位!7割以上の人が重要視
コロナ禍以降、直接人とあって名刺を交換する機会が減り、オンラインミーティングなどでポートフォリオを共有する機会が増えています。名刺よりも実績やライター自身の実績や個性が伝わりやすいポートフォリオが1位で、7割以上の人が重要視しているようです。それに続いてX(旧:Twitter)もアンケート開始時から上位にランクインしているツールです。ライターのつぶやきを追えば、仕事の姿勢や興味がどんなものか分かりやすくなります。
実際に営業ツールで一番効果があったものは、1位ポートフォリオ、2位X(旧:Twitter)、3位ブログの結果となりました。そこで効果があった理由をライターへ聞いてみました。
<ポートフォリオが効果があった人の声>
・意外に見られている&提出を求められため
・ポートフォリオをみて声をかけてくださる方が多い
・実績や経歴を簡潔に把握してもらえるから
・自分の実力を伝えるのに一番有効だから
・実際に書いた文章を読んでもらえるため。
・どの程度文章が書けるのかが理解されやすいため
・問合せがくるのがほとんどポートフォリオなので
<X(旧:Twitter)が効果があった人の声>
・強いジャンルがはっきりしているので、Twitterで実績をTweetしているとたまに声がかかる
・よく更新していると声がかかる
・Twitterからのご依頼が大半のため
・実際に数社から依頼を受けた経験があるため
・営業として使ったつもりは無いが、人との繋がりが増えたことで仕事が回って来るようになった
・ためになることを書いているわけではなく雑談や思ったことを書いていますが「連絡がすぐに取れそう」「悪い人ではなさそう」と言われた(笑)
・リンクを貼って投稿した執筆記事を読んでDMいただくことが多い
<ブログが効果があった人の声>
・ブログ経由のお問合せや、ブログの単価表を利用することが多いため
・記事だけでなくサイトデザインなどのスキルも見てもらえるので
・SEOの実績になるため
・ブログを見て契約につながることが多い
ライター業だけじゃない!4割の人が持っている
ライター業をさらに広げるスキルや資格を約4割の人が持っています。案件によっては業界に詳しい人にライティングしてほしいということもあります。ポートフォリオや営業でこんなスキルや資格があれば差別化にもなりますし、取引先としても得意な人に書いてほしいですよね。
ライターが今後身に付けたいスキルを聞いてみた結果、1位『編集』、2位『企画』、3位『撮影』という結果に。
昨年までは2位SEOや3位インタビューが上位でしたが、今年は大きく変わっています。昨年と比べライターとしての品質向上を目指すことよりもAIを活用したライティングなどが導入されている今年は質よりもライターとしての仕事に幅を持たせたいという結果になったのではないでしょうか。4位以下は、インタビュー、校正・校閲、SEOが続きました。
他のアンケート内容もチェックしてみてください♪
・ワークスタイル編(https://writermagazine.net/2023/12/1331/)
・お金編(https://writermagazine.net/2023/12/1357/)
・仕事ツール編(https://writermagazine.net/2023/12/1361/)
・天国と地獄(https://writermagazine.net/2023/12/1365/)
・生き方編(https://writermagazine.net/2023/12/1367/)